「お友達はあんなに元気なのに、どうして私だけこんなに辛いんだろう……」
更年期の症状の重さや出方は、本当に人それぞれです。
他の人と比べて、孤独な気持ちになっていませんか?
実は、更年期の不調は、単に「女性ホルモンが減った」という1つの原因だけで起きるわけではありません。
これまでの歩み(過去)、今の環境、そして元々の体質という要因から、人それぞれの形で現れるもの。
なぜそこまで個人差が出るのか、その理由を紐解いてみましょう。
更年期の個人差を決める「3つの要因」
現代医学では、更年期の症状は以下の「3つの要素」が複雑に絡み合って起こると考えられています。
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① 身体的要因(体質やホルモンの減り方): ホルモンが急激に減るか、なだらかに減るか。また、もともとの自律神経のタフさ。
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② 心理的要因(性格や気質): 責任感が強く、完璧主義な方ほど、思い通りにならない心身の変化にストレスを感じやすくなります。
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③ 環境的要因(社会的ストレス): 40代・50代は、子どもの自立、親の介護、仕事の責任など、人生で最も役割が重なる時期です。
この3つのバランスによって個人差が生まれるのですが、なかでも①の「身体的要因」に大きな影響を与えているのが、あなたの「これまでの歩み(歴史)」なのです。
あなたはどのタイプ?東洋医学で見る「がんばり方の歴史」と更年期のつながり
周りの人は元気に動けているのに、どうして私だけこんなに身体が思い通りに動かないんだろう……。
そうやって、コントロールの利かないお身体に焦ったり、ご自身を責めたりしていませんか?
あなたが悪いわけでは決してありません。
更年期のツラさにこれほど個人差があるのは、実はこれまでの人生の「過ごし方」の積み重ねが、いまお身体のSOS(サイン)として現れているからなのです。
あなたのお身体の理由を一緒に紐解くために、当院ではカウンセリングで過去の過ごし方を丁寧にお伺いしています。
1. 「産後に無理を重ねてきた」あなたへ
昔から「産後に無理をすると、血の道(ちのみち)があがる」と言われます。
出産は、人生最大のエネルギー(東洋医学でいう『血(けつ)』)を消耗する大仕事。
このときに十分な休養をとれず、育児や家事を一人で駆け抜けた方は、エネルギーが枯渇した状態のまま更年期を迎えることになります。
そのため、ホルモンの減少による自律神経の乱れ(のぼせ、激しいイライラ)をダイレクトに受けやすくなってしまうのです。
2. 「お産は経験していなくても、仕事や責任を背負い続けてきた」あなたへ
長年、社会の第一線で責任ある仕事を頑張ってきた方、あるいは常に緊張感の中で過ごしてきた方も、お身体には独自の歴史が刻まれています。
常に頭をフル回転させ、過度なストレスや緊張が続くと、東洋医学では「肝(かん)」というエネルギーを司る場所に大きな負担がかかります。
この肝を酷使し続けると、お身体を潤し、心を落ち着かせるための大切な栄養である「血(けつ)」がじわじわと消耗されていくのです。
本来、私たちの土台である「腎(じん)」のエネルギーは、年齢とともに自然と少なくなっていくもの(加齢による腎虚)です。
しかし、長年のストレスによって「血」が枯渇していると、ただでさえ年齢とともに減りつつある土台のエネルギーを、さらに削り取るようにして補わなければならなくなります。
その結果、お身体のバランスが大きく崩れ、「下半身を温める力は足りないのに、上る熱を冷ますこともできない」という状態に陥ります。
これが、更年期をきっかけに現れる、あの「冷えのぼせ(ホットフラッシュ)」の正体です。
他にも、突然の動悸や不眠、理由のない焦燥感として現れることも少なくありません。
3. 「もともと生理痛など、婦人科系のトラブルがあった」あなたへ
若い頃から生理痛が重かったり、月経不順や子宮筋腫などのトラブルがあったりした方は、東洋医学でいう「骨盤内の血(けつ)の巡り」が滞りやすい体質(瘀血=おけつ)です。
更年期は、この「もともと弱かった部分」にスポットライトが当たります。
そのため、このタイプの方は、下腹部や腰回りの重だるさ、刺すような頭痛や肩こり吐き気、あるいはシミやくすみといった症状が強く出やすくなります。
コントロールできない不調には、ちゃんとした理由があります
こうして見ていくと、今感じている更年期のつらさは、けっして「あなたの心が弱いから」でも「頑張りが足りないから」でもないことがお分かりいただけると思います。
「どうして私は起き上がれないんだろう」とご自身を責める必要はどこにもありません。
今お身体に起きていることは、あなたが怠けているからではなく、過去の無理や体力の消耗が、今になって影響しているだけなのです。
お身体が、「これからは、私(身体)を一番に労わって」とサインを出してくれている。
それが更年期という時期です。
何年も、何十年も積み重ねてきたお身体のダメージですが、ケアを始めるのに決して遅すぎることはありません。
鍼灸は、その人それぞれの原因に合わせて、絡まった糸を1本ずつ解きほぐすように巡りを整えていくのがとても得意です。
これからは、自分を大事にしてみませんか?
年齢のせい、更年期のせい、と一人で抱え込まずに、どうぞ一度お気軽にご相談ください。
毎日を心地よく、あなたらしく過ごせるよう、一対一で丁寧にお手伝いさせていただきます。
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※施術効果には個人差があります
